ツ-バイフォ-テクノロジ-  ~阪神淡路大震災でも強さを証明~

 2011年三陸沖を震源とした東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きました。この地震は我が国、観測史上最大のマグニチュ-ド9.0、震度7で、東北から関東地方にかけての広範囲に、津波と強震による人的・物的被害が多数発生しました。調査対象住宅20,772戸(2011年7月28日現在)ですが、そのうち、当面補修をしなくとも居住に支障ない住宅は95%にあたり、津波による被害を除けば、当面補修をしなくとも居住に支障のない住宅は98%を占めておました。 

 1995年の阪神淡路大震災では、震度7という激震に加え大都市直下で発生した地震であったため、全壊が約10万1000棟、半壊を含めた一部損壊が8万9000棟以上という大打撃を受けました。
調査の結果、被災地の2×4住宅のうち96.8%が補修をしなくても居住可能な状態であることがわかりました。また、新潟県中越地震においても、99.4%が居住に支障なしとの結果報告がなされております。

耐力壁の適切かつ十分な配置、床(水平構面)の剛性、壁量のバランスにより建物のねじれを防ぐことなどが耐震・耐風にとって重要な要素であると考えます。

こだわりのツ-バイフォ-

Wスタッド

 一般のツ-バイフォ-工法では、2階建て建物の場合『1階の壁』・『2階の壁』ともに1本のツ-バイフォ-材で壁の枠組を構成していきますが、当社の場合『1階の壁』については2本のツ-バイフォ-材で壁の枠組みを構成していき『1階壁』の強化をはかっています。

2階床根太W(@910)

 一般のツ-バイフォ-工法では、2階建て建物の場合『2階の床根太』を455mm間隔に配していきますが、当社の場合さらにその床根太を910mm間隔でW(2本)に配しています。
さらにその上に貼る床合板は24mmの構造用合板を使用し床面の剛性強化をはかっています。